【ExcelVBA】ExcelVBAスタンダード試験に挑戦!

みなさんお久しぶりです!
ダイエットに見事成功し、すっかりスリム体型になったまさとぅーです。
私がどうやって痩せたかというと、まず………
って興味ないですよね。笑

さて、本題です。

みなさん、ExcelVBAにも資格試験があるのをご存知ですか?

あまり認知度は高くない(←私見です)ような気がしますが、株式会社オデッセイコミュニケーションズが主催するExcel、Accessのマクロ・VBAのスキルを評価する「VBAエキスパート」という資格があります。
試験科目としては下記のとおり4科目あり、ベーシックレベルと比較すると、スタンダードレベルの方が難易度が高いと言われています。

vba%e3%82%a8%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%88 わたしは業務でExcelVBAを用いて開発を行っていることもあり、今回「ExcelVBAスタンダード試験」に挑戦してみました!

試験概要
項目 内容
問題数 40問前後
出題形式 択一式問題、複数選択式問題、穴埋め式問題
試験方法 コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 ※1
試験時間 50分
合格基準 650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します。
受験資格 特になし
受験料(一般) 14,580円(13,500円+消費税8%)
受験料(割引受験制度適用 ※2) 13,176円(12,200円+消費税8%)
受験料は2016年12月時点のものです。今後、変更となる可能性があります。
※1 CBT(Computer Based Testing)形式
コンピュータを利用して実施する試験方式のこと。
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。

※2 割引受験制度
マイクロソフトオフィス スペシャルリスト(MOS)、IC3、VBAエキスパート、コンタクトセンター検定試験の資格を1つでも取得している方が適用対象。
試験申込み
VBAエキスパート公式サイトから試験会場と実施日を検索し、試験会場に直接申込みます。

受験資格
特にありません。年齢・国籍を問わずどなたでも受験できます。
ただし、小学生以下の方については、試験当日に保護者の同意が必要です。

再試験に関するルール
同一科目に対して2回目の受験については制限がありませんが、3回目以降の受験は前回の試験日から7日間(24時間×7日=168時間)は受験できません。
(例:2回目の試験を12月1日に受けた場合、3回目に受験できるのは12月8日以降)
このように意外と細かいルールがあります。
そして、驚くのが受験料の高さです!受験料が1万円を超えるので、1回で合格できないとお財布的にも結構きつく、不合格は許されません。笑

出題範囲
スタンダードレベルの出題範囲には、ベーシックレベルの内容をより深めた知識に加えて、配列、ファイルの操作、OLE、レジストリ操作、ユーザーフォームの利用などが含まれます。

大分類 小分類
1.プロシージャ 1.引数の意味
2.引数の宣言
3.値渡しと参照渡し
2.イベント 1.イベントとは
2.ブックのイベント
3.シートのイベント
3.ステートメント 1.Select Case
2.Do…Loop
3.For…Eachほか
4.関数 1.よく使う関数
5.エラーへの対処 1.On Error Goto
2.On Error Resume Next
3.Errorオブジェクトほか
6.APIとOLEオートメーション 1.OLEオートメーションの概念
2.OLEオートメーションの使い方
3.OLEオートメーションの注意点
4.APIの概念
5.APIの使い方
7.変数と配列 1.静的変数
2.動的配列
3.オブジェクト変数
4.ユーザー定義型
8.レジストリの操作 1.レジストリの概念
2.レジストリ操作の注意点
3.レジストリに登録する
4.レジストリを取得する
5.レジストリを削除する
9.ファイルの操作 1.テキストファイルの操作
2.ファイルのコピーと移動
3.フォルダの操作
10.ユーザーフォームとメニューの操作 1.ユーザーフォームの操作
2.コントロールの操作
3.メニューとツールバーの操作
勉強法
私は「VBAエキスパート公式テキスト ExcelVBAスタンダード」を読んで勉強しました。
試験を主催している株式会社オデッセイコミュニケーションズが発行している公式テキストなので、試験問題も大体公式テキストに載っている内容と似たような問題が出題されます。(※同じではないので注意!)
公式テキストを理解しながら学び、実際にコードを書いて動かしてみるのが1番確実で知識も深まると思います。
なぜ実際にコードを書く必要があるかというと、上記「試験概要」の「出題形式」でも記述しましたが、「ExcelVBAスタンダード試験」は選択問題だけでなく、穴埋め問題もあるからです。
穴埋め問題では、処理の意味をしっかり理解&スペルも正確に記憶していないと、正解するのは難しいです。

0010000000072 VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA スタンダード
田中 亨 オデッセイコミュニケーションズ|発行年月:2009/04
宣伝になってしまいますが、この公式テキストには試験に準じた「模擬問題プログラム」も付属しているため、試験対策に最適な学習書だと思います。

試験に合格すると
「合格認定書」と「デジタル認定書」がもらえます。
・合格認定書は、4~6週間以内に郵送されてきます。
・デジタル認定書はWeb上で受験結果を確認できる認定証で、受験当日から確認できます。

まとめ

私は上記の勉強法で合格することができましたが、いきなりスタンダードレベルに挑むのは難しい・・という場合は、ベーシックレベルから受験することを検討した方がよいでしょう。
(特に独学で勉強されている方はベーシックレベルから受験されることをおすすめします。)

また、ベーシックレベルではVBAの基礎部分から学べるので、VBAを体系的に学習したい方は、「ExcelVBAベーシック試験」→「ExcelVBAスタンダード試験」の流れで受験をされた方が有益かと思います。
そんな「VBAエキスパート」ですが、「ExcelVBAスタンダード試験」と「AccessVBAスタンダード試験」の両方に合格すると、「VBAエキスパート スタンダードクラウン」という称号をいただけます。なんかかっこいいですよね。

私はいま「VBAエキスパート スタンダードクラウン」取得に向け、「AccessVBAスタンダード試験」合格を目指して勉強中です!
長文になってしまいましたが、これから「ExcelVBAスタンダード試験」を受験しようと考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
DXO株式会社

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